はじめての就職・転職 成功ガイド

履歴書・職務経歴書の書き方:採用担当者に響くポイント

更新: 2025年4月30日
履歴書・職務経歴書作成のイメージ

1. はじめに:書類選考の重要性と現状

転職活動において、履歴書と職務経歴書は「あなたの代理人」として重要な役割を果たします。採用担当者は多くの場合、これらの書類だけを頼りに、あなたが面接に値するかどうかを判断します。

人材紹介大手のリクルートによると、採用担当者が1通の履歴書・職務経歴書に目を通す時間はわずか30秒〜1分程度と言われています。この短い時間で、あなたの経験やスキル、人柄を伝え、「会ってみたい」と思わせる必要があるのです。

また、近年では多くの企業が応募書類のスクリーニングにATS(Applicant Tracking System:応募者追跡システム)を導入しています。このシステムは特定のキーワードや条件に基づいて書類を自動的に選別するため、システムに評価される書き方も意識する必要があります。

書類選考の現状(2025年)

  • 大手企業の応募者数:1ポジションあたり平均100〜300名
  • 書類選考通過率:平均10〜20%
  • ATS導入企業:大手企業の約80%、中小企業でも約40%
  • 採用担当者が重視するポイント:具体的な実績(76%)、論理的な文章構成(68%)、応募職種との適合性(92%)

本記事では、この厳しい書類選考を突破するための、履歴書・職務経歴書の効果的な書き方を解説します。採用担当者の心理や視点を理解し、あなたの強みを最大限にアピールする方法を身につけましょう。

2. 履歴書の基本:形式と記入のポイント

履歴書の種類と選び方

履歴書には主にJIS規格(一般的な市販の履歴書)、転職サイト独自フォーマット、企業指定フォーマットの3種類があります。特に指定がなければJIS規格を使用するのが無難ですが、オンライン応募の場合は転職サイトのフォーマットを活用するのも良いでしょう。

基本情報の記入ポイント

氏名・連絡先

  • 氏名はフルネームで、フリガナも正確に
  • 連絡先は日中確実に連絡がつくもの
  • メールアドレスは必ず記載(ビジネスに適したもの)
  • 住所は番地まで正確に記入

学歴・職歴

  • 新しいものから順に記載(逆時系列)
  • 西暦・和暦は統一する
  • 空白期間を作らない
  • 職歴は会社名、部署、役職を明記

写真の選び方と貼り方

履歴書の写真は第一印象を大きく左右します。以下のポイントに注意しましょう:

  • 3ヶ月以内に撮影した新しいもの
  • サイズは縦4cm×横3cm(JIS規格の場合)
  • 背景は無地(白または薄いブルー)
  • 正面を向き、自然な表情で
  • 服装はスーツが基本(業界によって異なる場合も)
  • 写真の裏に氏名を記入してから貼付

履歴書作成の注意点

履歴書は「情報を正確に伝える書類」という位置づけです。以下の点に注意しましょう:

  • 誤字脱字は絶対に避ける(複数回のチェックを)
  • 手書きの場合は読みやすい字で丁寧に
  • パソコン作成の場合はフォントや行間に注意
  • 空欄を極力作らない(「特になし」と記入)
  • 提出前に必ずコピーを取っておく

志望動機・自己PR欄の書き方

履歴書の中で最も重要な部分の一つが志望動機と自己PRです。ここでは簡潔に要点をまとめ、詳細は職務経歴書や面接で伝えるという姿勢が効果的です。

志望動機のポイント

  • 企業研究に基づいた具体的な内容
  • なぜその企業なのかを明確に
  • 自分のスキル・経験と企業ニーズの接点
  • 入社後どう貢献したいかの展望
  • 150〜200字程度で簡潔に

自己PRのポイント

  • 応募職種に関連するスキル・強みを中心に
  • 抽象的な表現は避け、具体例を添える
  • 結果・成果を数字で示す
  • 自分の価値観や仕事への姿勢も盛り込む
  • 150〜200字程度で簡潔に

3. 職務経歴書の基本:構成と内容

職務経歴書は履歴書と異なり、決まったフォーマットがありません。自由度が高い分、自分の経験やスキルを効果的にアピールできる構成を工夫する必要があります。

基本構成

  1. 表題:「職務経歴書」と明記
  2. 基本情報:氏名、連絡先(履歴書と同じ情報)
  3. 職務要約:経歴の概要を3〜5行程度で簡潔に
  4. 職務経歴:各社での業務内容、実績、スキルを詳細に
  5. スキル・資格:保有するスキルや資格のリスト
  6. 自己PR:強みや価値観、キャリアビジョン

職務経歴の効果的な書き方

職務経歴は、単なる業務内容の羅列ではなく、あなたの貢献や成果を強調することが重要です。以下の2つの形式から、自分の経歴に合ったものを選びましょう。

①時系列形式

会社ごとに時系列で経歴を記載する方法

向いている人:同じ会社での勤務が長い、キャリアの一貫性がある人

記載例:

株式会社〇〇(2020年4月〜2025年3月)

【事業内容】Webマーケティング支援

【従業員数】約100名

【担当業務】リスティング広告運用

【実績】主要クライアント10社のCVR平均15%向上

②職種・スキル別形式

職種やプロジェクト単位でまとめる方法

向いている人:複数の職種経験がある、スキルをアピールしたい人

記載例:

【Webマーケティング】(経験5年)

・リスティング広告運用(株式会社〇〇 2020-2022年)

・SEO対策(株式会社△△ 2022-2025年)

【主な実績】

・広告運用効率化によるROAS30%改善

職務経歴書作成の5つのコツ

  1. 応募職種に関連する経験を強調する
    すべての経験を同じ比重で書くのではなく、応募職種に関連する経験により多くのスペースを割きましょう。
  2. 数字で成果を示す
    「売上30%増加」「コスト20%削減」など、具体的な数字で成果を示すと説得力が増します。
  3. 行動と結果を明確に
    「〜を実施し、〜という結果を得た」という形で、行動と結果を明確に記載しましょう。
  4. 業界・専門用語は適切に
    業界用語は適切に使用しつつも、誰でも理解できる表現を心がけましょう。
  5. 視覚的に読みやすく
    見出し、箇条書き、太字などを活用し、視覚的に読みやすい構成を心がけましょう。

職務経歴書の長さの目安

職務経歴書の適切な長さは経験年数によって異なります:

  • 経験3年未満:1〜2ページ
  • 経験3〜10年:2〜3ページ
  • 経験10年以上:3〜4ページ

※ただし、内容の濃さを優先し、無理に長くする必要はありません。簡潔で読みやすい文書を心がけましょう。

4. 採用担当者の目に留まるキーワードと表現

採用担当者やATSの目に留まるためには、効果的なキーワードや表現を使うことが重要です。業界や職種によって重視されるキーワードは異なりますが、一般的に効果的な表現方法を紹介します。

業界・職種別キーワード例

IT・エンジニア

  • プログラミング言語(Java, Python等)
  • フレームワーク(React, Laravel等)
  • クラウド(AWS, Azure, GCP)
  • アジャイル開発、スクラム
  • CI/CD、DevOps
  • システム設計、アーキテクチャ

営業・マーケティング

  • KPI達成率、売上目標
  • 新規開拓、既存顧客深耕
  • CRM、SFA活用
  • デジタルマーケティング
  • 顧客折衝、プレゼンテーション
  • リード獲得、コンバージョン率

管理・バックオフィス

  • 業務効率化、コスト削減
  • リスク管理、コンプライアンス
  • 予算管理、財務分析
  • プロジェクト管理、PMO
  • 社内調整、ステークホルダー管理
  • 業務フロー改善、標準化

行動を表す効果的な動詞(アクションワード)

経験や実績を伝える際、インパクトのある動詞を使うことで、あなたの行動力や成果が伝わりやすくなります。

企画・開発系

  • 考案した
  • 設計した
  • 開発した
  • 構築した
  • 創出した

改善・向上系

  • 改善した
  • 効率化した
  • 最適化した
  • 強化した
  • 刷新した

達成・成功系

  • 達成した
  • 獲得した
  • 成功させた
  • 実現した
  • 確立した

リーダーシップ系

  • 指揮した
  • 統括した
  • 主導した
  • 育成した
  • 推進した

避けるべき表現

以下のような表現は、具体性に欠け、印象が弱くなるため避けましょう:

避けるべき表現例

  • 「〜に関わった」(どう関わったか不明確)
  • 「〜を担当した」(何をどう担当したか不明確)
  • 「〜ができる」(実績ではなく可能性の表現)
  • 「チームワークを大切にしている」(抽象的)
  • 「真面目に取り組んだ」(当たり前の表現)

代わりに使うべき表現例

  • 「〜を企画・実行し、〜の成果を上げた」
  • 「〜の業務を主導し、〜を達成した」
  • 「〜のスキルを活用して〜を実現した」
  • 「5人チームをリードし、納期内に納品を完了」
  • 「残業時間20%削減のための業務改善を提案・実施」

ATS対策のキーワード活用法

ATSは求人票に記載されたキーワードと応募書類を照合します。効果的にキーワードを盛り込むコツは:

  • 求人票の言葉をそのまま使う(同義語ではなく)
  • 略語と正式名称の両方を記載(例:「UI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)」)
  • キーワードを文脈に自然に組み込む(単なる羅列は避ける)
  • スキルセクションでキーワードを整理して記載
  • 過度なキーワード詰め込みは逆効果(人間が読んだときに不自然)

5. 実績の効果的な伝え方:数字と具体例

採用担当者が最も重視するのは、あなたがこれまでに上げてきた「実績」です。抽象的な自己PRよりも、具体的な実績の方が説得力があります。

数字で表現する実績の例

営業職の例

× 「営業成績が良かった」

○ 「四半期の売上目標120%達成(部内1位)」

○ 「新規顧客10社獲得により売上前年比30%増」

○ 「提案から成約までの期間を平均2週間短縮」

エンジニア職の例

× 「システム開発を担当した」

○ 「レスポンス速度を40%改善するシステム改修を実施」

○ 「月間5万PVのECサイトを3人チームでリニューアル」

○ 「テスト工程の自動化により開発期間を20%短縮」

STAR法による実績の書き方

STAR法は、実績を構造的に伝えるためのフレームワークです。特に職務経歴書で効果的です。

  • S(Situation):状況
    どのような状況・背景があったか
  • T(Task):課題
    あなたが取り組んだ課題・目標は何か
  • A(Action):行動
    課題解決のために具体的に何をしたか
  • R(Result):結果
    その結果、どのような成果が得られたか

STAR法による記載例

× 単なる業務内容の記載

「Webサイトのリニューアルプロジェクトに参加し、デザインとコーディングを担当した。」

○ STAR法による記載

【状況】5年間更新されていない社内Webサイトのユーザビリティ低下が問題となっていた。【課題】���バイル対応と情報アーキテクチャの見直しによるUX改善が求められた。【行動】ユーザーインタビューを実施し、レスポンシブデザインの設計・実装を3人チームで担当。特にナビゲーション部分のUI/UXを重点的に改善した。【結果】サイト滞在時間が平均2分増加、問い合わせフォームからの送信率が35%向上した。」

職種別・実績アピールのポイント

営業職

  • 売上・達成率
  • 新規顧客開拓数
  • 大型案件の獲得
  • リピート率・継続率
  • 商談成約率の向上
  • クロスセル・アップセル実績

企画・マーケティング職

  • 集客数・コンバージョン率
  • 広告効果(ROAS、CPA等)
  • 新規プロジェクト立ち上げ
  • キャンペーン企画と成果
  • 顧客満足度向上
  • ブランド認知度向上

管理・バックオフィス職

  • 業務効率化・時間短縮
  • コスト削減率
  • エラー率低減
  • 新システム・制度の導入
  • 社内満足度向上
  • リスク管理・トラブル対応

未経験職種への転職時の実績アピール

未経験の職種に応募する場合でも、過去の経験から転用できるスキルや実績があります:

  • 汎用的なスキル(コミュニケーション、問題解決、チームワーク等)の具体例
  • 異なる文脈での類似スキルの活用例
  • 業務外での関連経験(副業、ボランティア、自己学習等)
  • 短期間での学習能力や適応力を示す実績
  • 転職への意欲と準備状況を示す具体的な行動

6. よくある失敗例と対策

書類選考で落とされる理由には、いくつかの典型的なパターンがあります。これらを理解し、事前に対策することで、書類選考通過率を高めることができます。

書類選考で落とされる主な理由

形式・体裁の問題

  • 誤字脱字・文法ミスがある
  • 指定フォーマットに従っていない
  • 読みにくい(文字が小さい、詰め込みすぎ)
  • 情報が不足している(空欄が多い)
  • 写真が不適切(古い、カジュアルすぎる)

内容の問題

  • 応募職種との関連性が低い
  • 具体的な実績や数字が少ない
  • 志望動機が一般的・抽象的
  • 自己PRが強みを明確に示していない
  • 職歴の説明が業務内容の羅列になっている

よくある失敗例と改善例

① 志望動機が一般的すぎる

× 改善前

「御社は業界大手で安定しており、これまでの経験を活かして貢献したいと考えています。チャレンジングな環境で成長したいと思い、応募しました。」

○ 改善後

「御社の『顧客体験価値の最大化』という理念と、特に昨年発表された新サービスXの顧客中心設計に共感しました。前職でのUX改善プロジェクトで培った知見を活かし、特に高齢者向けインターフェースの改善に貢献したいと考えています。」

② 職務経歴が業務内容の羅列になっている

× 改善前

「経理部にて、月次決算業務、伝票処理、経費精算、予算管理などを担当。社内システムを使用して効率的に業務を行った。」

○ 改善後

「経理部にて月次決算業務を担当。Excel VBAを活用した集計作業の自動化により、決算処理時間を従来の5日間から3日間に短縮。また、経費精算システムの導入を主導し、紙ベースの申請を電子化することで、処理工数を30%削減した。」

③ 自己PRが抽象的

× 改善前

「コミュニケーション能力が高く、チームワークを大切にしています。また、細部まで気を配る几帳面な性格で、ミスなく業務を遂行できます。」

○ 改善後

「部署間の認識齟齬が原因で遅延していたプロジェクトにおいて、週次の情報共有会議を提案・実施。関係者の認識を統一し、納期遅延リスクを解消しました。また、納品前の最終チェック体制を構築し、過去1年間のクレーム発生率をゼロに抑えています。」

転職回数が多い場合の対策

転職回数が多い場合、「すぐに辞めるのではないか」という懸念を払拭する必要があります。

  • 各転職の理由を明確に
    会社都合(倒産、リストラ等)や、キャリアアップのための前向きな理由を簡潔に記載
  • 一貫したキャリアストーリーを示す
    転職を通じてスキルや経験がどう積み上がってきたかを説明
  • 現在の志向性と今後のビジョンを明確に
    「なぜ今この会社で長く働きたいのか」を具体的に伝える
  • 職務経歴書で各社での成果を強調
    短期間でも成果を出せることをアピール

空白期間がある場合の対策

職歴に空白期間がある場合、その期間に何をしていたかを適切に説明することが重要です。

  • 正直に、前向きに説明する
    嘘をつくのではなく、その期間をどう有効活用したかを伝える
  • スキルアップや自己研鑽の内容を具体的に
    資格取得、独学、オンライン講座受講などの具体的な活動
  • 職務経歴書の「職務要約」で全体像を示す
    空白期間も含めたキャリア全体の流れを簡潔に説明
  • 履歴書の「職歴」欄での記載例
    「2023年4月〜2024年3月 体調不良により療養。回復後、プログラミングを独学」など

書類提出前の最終チェックリスト

  • 誤字脱字、文法ミスがないか
  • 日付や会社名に間違いがないか
  • 指定されたフォーマットに従っているか
  • 応募職種との関連性が明確か
  • 具体的な数字や実績が含まれているか
  • 読みやすいレイアウトになっているか
  • 第三者(友人・家族等)に読んでもらったか
  • 提出前にコピーやデータを保存したか

7. デジタル時代の応募書類:ATS対策とオンライン提出のコツ

現代の採用活動では、多くの企業がオンライン応募システムやATS(応募者追跡システム)を導入しています。これらのシステムに対応した書類作成が重要です。

ATS(応募者追跡システム)対策

ATSは応募書類をスキャンし、特定のキーワードや条件に基づいて選別します。以下の対策が効果的です:

ファイル形式と設定

  • Word(.docx)またはPDF形式を使用
  • シンプルなフォント(Arial, Times New Roman等)
  • テキスト抽出可能なPDFを使用(画像PDFは不可)
  • ヘッダー・フッターではなく本文に重要情報を記載
  • 表組みは最小限に(テキスト抽出が難しい場合あり)

内容とキーワード

  • 求人票のキーワードを自然に取り入れる
  • 業界標準の用語を使用(略語と正式名称の両方)
  • 見出しを明確に(「職務経験」「スキル」等)
  • 箇条書きを効果的に活用
  • 過度な装飾や画像は避ける

オンライン応募フォームの対応

多くの企業は独自のオンライン応募フォームを使用しています。効率的に対応するコツは:

  • 事前準備
    履歴書・職務経歴書のテキストデータを手元に用意し、コピー&ペーストできるようにする
  • 文字数制限への対応
    文字数制限がある場合は、要点を絞った短いバージョンを準備しておく
  • 途中保存機能の活用
    可能であれば途中保存を活用し、一度に完成させようとしない
  • 添付ファイルの準備
    履歴書・職務経歴書のPDFを用意し、ファイル名は「氏名_履歴書.pdf」など分かりやすく
  • 送信前の確認
    送信前にプレビュー機能で確認し、文字化けや書式崩れがないか確認

デジタルポートフォリオの活用

特にクリエイティブ職やエンジニア職では、デジタルポートフォリオが重要な役割を果たします。

  • ポートフォリオサイト/リポジトリの準備
    GitHub、Behance、個人サイトなどにポートフォリオを用意
  • 履歴書・職務経歴書へのリンク記載
    URLを記載し、採用担当者がすぐにアクセスできるようにする
  • QRコードの活用
    紙の履歴書を提出する場合はQRコードを印刷して添付するのも効果的
  • ポートフォリオの内容
    代表的な作品・プロジェクト3〜5件に絞り、各プロジェクトの課題と解決策を明確に
  • モバイル対応
    スマートフォンからも閲覧しやすいデザインにする

2025年のトレンド:動画履歴書と新技術

最新のトレンドとして、以下の新しい応募形式も登場しています:

  • 動画履歴書:30秒〜2分程度の自己紹介動画(特にマーケティング、営業、接客業界で増加中)
  • インタラクティブ履歴書:クリックで詳細情報が表示される形式
  • AI面接:書類選考通過後、AIによる一次面接を実施する企業も増加
  • オンライン適性検査:書類提出と同時に適性検査を実施するケースが増加

※これらの新形式は業界や企業によって対応が異なります。応募先の指示に従いつつ、必要に応じて準備しておくと良いでしょう。

8. 書類作成をサポートする転職サービス

履歴書・職務経歴書の作成に不安がある場合は、転職エージェントなどのサポートを受けるのも効果的です。多くのサービスでは無料で書類添削を行っています。

書類添削が充実している転職サービス

レバテックキャリアのロゴ

レバテックキャリア

IT/Web特化型転職エージェント

IT/Web業界特化型のエージェント。書類添削から面接対策まで、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれます。

マイナビジョブ20'sのロゴ

マイナビジョブ20's

20代向け転職サービス

20代向けの転職サービス。未経験職種への応募書類作成サポートや、若手向けの自己PR作成アドバイスが充実しています。

業界・職種別の書類作成サポート

IT・エンジニア職

技術スタックの効果的な記載方法や、プロジェクト経験の伝え方などをサポート。

営業・マーケティング職

営業実績の数値化や、顧客折衝力・提案力などのソフトスキルを効果的に伝える方法をアドバイス。

有料の書類作成サービス

より専門的なサポートが必要な場合は、有料の書類作成サービスも検討する価値があります。

  • キャリアコンサルタントによる個別サポート
    マジキャリきづく。転職相談などのキャリアコーチングサービスでは、自己分析から書類作成まで一貫したサポートを提供
  • プロのライター・コンサルタントによる代行サービス
    履歴書・職務経歴書の作成代行サービス(1〜5万円程度)
  • 英文レジュメ作成サービス
    外資系企業応募向けの英文レジュメ作成サービス(1〜3万円程度)

※代行サービスを利用する場合でも、最終的な内容は自分で確認し、面接で説明できるようにしておくことが重要です。

転職エージェント活用のコツ

転職エージェントの書類添削サービスを最大限に活用するポイント:

  • 複数のエージェントを利用して多角的なアドバイスを得る
  • 業界特化型エージェントを選び、専門的なアドバイスを受ける
  • 自分で作成した書類を持ち込み、添削してもらう
  • 添削理由を質問し、書類作成のノウハウを学ぶ
  • 特定の応募先に合わせたカスタマイズ方法を相談する

まとめ:採用担当者の心をつかむ書類作成のポイント

履歴書・職務経歴書は、あなたの代理人として採用担当者に最初の印象を与える重要な書類です。本記事で解説したポイントを実践し、書類選考通過率を高めましょう。

書類作成の7つの黄金ルール

  1. 応募職種との関連性を明確に
    応募先・職種に合わせてカスタマイズし、関連するスキル・経験を強調
  2. 具体的な数字と実績で説得力を
    抽象的な表現ではなく、具体的な数字や事例で実績をアピール
  3. 読みやすさを最優先
    見やすいレイアウト、適切な文字サイズ、箇条書きの活用
  4. キーワードを効果的に使用
    求人票のキーワードを自然に取り入れ、ATS対策も意識
  5. 誠実さと正確さを保つ
    誤字脱字をなくし、事実に基づいた正確な情報を記載
  6. 自分の強みと価値を明確に
    「何ができるか」ではなく「何を達成したか」「どう貢献できるか」を伝える
  7. 第三者の視点でチェック
    完成した書類は必ず第三者に確認してもらい、客観的な視点を取り入れる

書類選考は転職活動の第一関門です。ここで紹介した方法を実践し、面接の機会を増やしましょう。そして、書類作成で整理した自己PRや志望動機は、面接でも一貫して伝えることが重要です。

最後に、書類作成に不安がある場合は、転職エージェントなどのプロのサポートを積極的に活用してください。多くのサービスが無料で質の高いアドバイスを提供しています。

あなたの転職活動の成功を心より応援しています。

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